以前お伝えしたように当協会は「糖質45％カット炊飯器LOCABO」に対して科学的に強く疑念を抱いております。

当協会に対して当該商品を購入された一般消費者の方たちから商品が届かないことについての問い合わせをいただいたため、その点について当該商品の科学的根拠とともに製造企業としての対応についての質問をしておりました。

この質問に対して製造企業（forty-fourという企業の代表取締役を名乗る方）からの回答がありました。

以下にお示しし、その後、改めて当協会のスタンスを記載いたします。

なお、この回答は8月31日にあったのですが、個人情報公開についての許諾を求めたところ、秘匿の依頼があったため、一部の情報を秘匿しておりますことを申し添えます。また、ここに記載されている電話番号やメールアドレスが適切なものであるかについての検証は当協会において実施しておりませんことも申し添えます。

「以下のはじまり」
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食・楽・健康協会
ご担当者様

いつもお世話になっております。
forty-four代表の●●●●（個人情報として食・楽・健康協会において秘匿します。以下●●●●の部分は同様です）と申します。

先日、弊社オンラインサイトへ下記お問い合わせいただいた件につきまして、お詫びとご説明の為、ご連絡させていただきました。

まず、この度は、弊社商品問い合わせが、貴社サイトへ流入し、多大なるご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
現状の出荷状況からご報告させていただきます。

商品の出荷に関して、9/27以降で通常出荷に戻り、遅延が解消される見込みでございます。
要因といたしましては、オリンピック及びコロナ再流行による輸入制限が日中両国で実施されており、現在予定した納期よりも3週間の遅延がでていることが原因です。

ご連絡後、入荷状況を見直し、一部入荷予定在庫を船便から航空便へ切り変え前倒し、1日でも早くお客様のお手元に届けられるように、社員一丸となり対応させていただく所存でございます。

繰り返しになりますが、この度は弊社都合で貴社に対しご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。

今後、貴社窓口に連絡が入った際ですが、連絡先が違うことをお伝えいただけると幸いでございます。
可能であれば、弊社窓口は、0120-12-0149（平日：10時-17時）アドレス：info_locabo@forty-four.jpへである旨をお伝え頂けますと非常に助かりますが、無理な要望と思いますのでその点は希望致しません。

また、お問い合わせいただいた糖質カットのエビデンスに関してですが、第三者機関で試験を実施、認証を得た数値となります。
弊社製品は「通常炊飯」と「低糖質炊飯」の2つの炊飯機能を搭載しており、同一炊飯器で、「通常炊飯」と「低糖質炊飯」のそれぞれで炊飯をした際の糖質量（でんぷん量）を計測し、第三者機関で試験を実施、認証をいただいた数値です。

末筆ではござますが、貴社窓口に誤った問い合わせが入っていますこと、重ねてお詫び申し上げます。

代表取締役　●●●●
株式会社forty-four
●●●
〒●●●●
●●●
TEL：●●●●　Phone：●●●●
Mail: ●●●●

「以下の終わり」
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当協会の「糖質45％カット炊飯器LOCABO」に対するスタンスを改めて申し上げます。

当該炊飯器で炊飯することにより米の糖質を45%もカットできていることの証明は全く存在していません。

通常の白米を「通常炊飯」で炊飯し、通常の白米にほぼ同量のこんにゃく粒（まんなんライス）を混じたものを「低糖質炊飯」で炊飯し、それぞれの糖質量を第三者機関で計測させれば、前者に対して後者の糖質量が55％程度（45％カット）になることはありえることです。

あるいは、「低糖質炊飯」では「通常炊飯」に比して炊きあがりの容積が約2倍になるような、いわゆる”お粥炊飯モード”で炊飯している場合には、同一容積あたり（あるいは同一重量あたり）の糖質量が55％程度（45％カット）になることはありえることです。

よって、第三者機関の計測値があっても、それだけでは当該炊飯器の機能を証明したことにはなりません。

当該炊飯器によって45％も糖質がカットされることを主張するのであれば、そのカットされた糖質がどこに移動したのかを明示し、その移動した先（例えば炊飯した際の水分）の糖質量が元来の糖質量の45％程度に相当していることを示す必要性があります。

当協会は当該商品の科学的妥当性を強く疑います。