糖質制限中でも思い切りチャーハンを！中国料理の可能性を引き出した
東京・赤坂の裏通りに隠れ家のようにたたずむ一軒家。Wakiya一笑美茶樓は数々の東京の一流ホテルで修業を積み、総料理長も務めた経験のある脇屋友詞シェフが2001年にオープンした中国料理店だ。糖質制限のメニューは約3年前から取り組んでいて、予約の際に希望があれば提供をする。始めたきっかけは、「糖質制限中だが、チャーハンをたっぷり食べたい！」という常連客からのリクエスト。その声を受け、脇屋シェフはメニューの開発に乗り出した。
紹介する料理3種は、しっかりしたボリューム感と味わいながら、糖質は控えめ。中国料理は油をうまく使ったり、上質なスープ、香辛料を使うことで、糖質を抑えながら満足感のあるメニューを提供できるのだということだ。いずれもしっかりした食べ応えで、普通のものと遜色ない出来栄え。病気で制限されている人だけでなく、一般の人にも楽しんでもらい、結果として体にやさしい料理であることを目指しているという。
今後は前菜からデザートまで、糖質制限のメニュー数を増やしていきたいという脇屋シェフ。糖質制限中でも、中国料理のフルコースを堪能できる日が近いかもしれない。